ありがとう

 

 

今日はこんなネットの片隅でだけど、高校を卒業するにあたって、高校で3年間一緒に過ごしてきたみんなに感謝を伝えたいと思う。

どうしてみんなにそんなに感謝するのか、その訳もいろいろ話そう。

 

 

高校に入るまで人間てモノは皆バカとクズしかいないと正直思っていたし、男子からからかわれるのも、女子から白い目で見られるのも本当に嫌だったんだ。

 

特に覚えてるのは、家庭科の調理実習で、かきたま汁をつくるときに、どうしたらよいのかわからず片栗粉を水でとかずにそのまま鍋の中に入れたときに男子から責められて泣いたこと。そのあと家庭科の先生がなんとかしてくれて無事にかきたま汁は完成したのだけれど、今でも片栗粉を見るたび思い出すんだよ。こんなこと他人に話しても笑われるだけなのがつらい。

 

思えば中学の時の私はずっとびくびくしてて、何かがあるたびに悪口をいわれるのではないかといつも不安だったなあ。進学する時も、あまりにもかつての同級生に会いたくなかったから、田舎じゃ裂けがちな私立の高校に行きたいと親に言ったぐらいだった。

 

 

でもね。

 

高校に入ってから、みんなの優しさ、環境の平和さがとっても嬉しかった。みんながこんな私に優しくしてくれるだなんて、思いもしなかったから。

 

クラス対抗のスポーツ大会のときも、体育の授業の時にも、何回か感情が爆発してしまたことがあった。(中学の時はそれが周りから嫌われるタネとなったんだろう)でも、私が感情の赴くままの行動を取っても、みんなは私のことを露骨に嫌ったりせずに、普通に人に接するように接してくれた。いや、内心「変なヤツだな」とか思ってたかもしれないけど、それを表に出さず接してくれた。変なヤツだと決めつけ迫害するのではなく、ただただスルーをきめこんでくれた。私を「みんな」のうちのひとりとして認めてくれた。

 

クラス会に行った時に、ある子は私に話しかけてくれた。ある子は私に端の肉の皿を取るよう役割を授けてくれた。ある子は私と一緒に写真まで撮ってくれた。これは最高に嬉しかった。写真が残っててなくてもいい。とにかく撮ってくれたことが嬉しかった。このような優しい心遣いに値するだけのリアクションを私が示せる力がないことに不甲斐なさを感じる。

 

先生方も、課題を出さない私に対して、甘いのではというくらいに手加減してくださったのだろう。それでも自身の怠慢により真っ当な大学に進学できない私のなんたる情けなさ…

 

 

たとえ嘘だったとしても。表面上の社交辞令だったとしても。

嬉しかったです。

みんなには感謝しても仕切れません。

 

ありがとう。本当にありがとう。

 

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状況はだいぶ違うけど、この曲が心に沁みる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さてと。

これでやっとやりたいことをやれるぞ。