数日前、実写版「岸辺露伴は動かない」の「ホットサマー・マーサ」の回を見た。
マスクで露伴先生しんどそうだな。マスク嫌だよね。
コロナに対しての日本政府の行動は世間から大いに叩かれていた。ピリピリしているのだな、と思った。まあ、命かかってる人もいるしね。
田舎に住んでるから実感なかったけど、都心の皆さんは日々自分が感染するかもしれないという不安にさらされて生活していたのかと思うと、そりゃピリピリするのかな、なんてね。個人的には、「誰だ、誰だ、誰なんだ」と魔女狩りのごとく人間一人に責任を押し付ける様子がとても恐怖だった。コロナにかかったのは誰？対応を遅らせ国民の命を危険にさらしたのは誰？誰か一人のせいじゃなくて、いろんな因子が絡み合ってこんな状態になったのである。そもそもこんな空前の事態にきちんと対応できるわけがないだろう。国民もちょっと求めすぎなんじゃないのか。マスクつけろ、外せ、そんなの自分で考えろよ。
あの頃はみんな酸素が吸えてなくて頭いかれちまってたんだと思う…
そんなへっぽこ政府のせいかな、「日本下げ」をする人たちがコロナ禍以前よりもより一層現れるようになった。いまもネットには「日本は終わりだ。」とすぐ言うやつがうようよいる。このような発言を見るたび、心がぎゅうと締め付けられる。確かにあなたたちの言っていることは事実かも知れないが、そんな時代に残される若者の気持ちも考えてほしい。軽々しく「日本は終わりだ」だの言わないでほしい、本当に辛くなってしまうからというのが私の本音である。
辛いこと、悲しいことはそれを強く実感した時に余計に強くなる。だから、いつも私は「死にたい」「つらい」という言葉はなるべく言わないようにしている。本当に希死念慮に襲われてしまったらどうにもならないからだ。つまり、ただのつよがりである。
でも、今のコロナくんは、思ったより怖くない気がする。反マスクだの反ワクチンだのでネットが魑魅魍魎と化した時期もあったが、徐々に回復傾向にある。黙食も制限がなくなったし、音楽室からは歌声が聞こえる。マスクを外している人もちらほら見える。本当に危険だったのは初期の頃だけだったっぽい。（志村けんさんが亡くなったときに流行っていたやつ）だから安倍さんの出した最初の緊急事態宣言は英断だったわけだ。少なくとも死ぬべきではなかった人だ…
悲しい事件もいっぱいあるけど、それでも私は生きていく。
来週には運動会がある。今年から例年通りの開催だ。
待ちわびていたんだ。この日を。
